デジタルマーケティングのスキルを生かしてフリーランスで働きたい、未経験からでもデジタルマーケターになれるのか知りたいという人は多いでしょう。
インターネット社会となっている今、デジタルマーケターの需要が高まっていますが、フリーランスでも本当に稼げるのか気になりますよね。
この記事では、デジタルマーケターはフリーランスになれるのか、フリーランスになるにはどうすれば良いのか、フリーランスで案件を手に入れるための方法などを紹介していきます。
フリーランスのデジタルマーケターの年収など、気になる情報もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
デジタルマーケティングとは
以前までは、マーケティングといえばテレビCMや新聞広告、家や企業に直接訪問する営業などが一般的でした。しかし、インターネットやスマートフォンが普及した現代では、インターネット広告やSNSを利用したマーケティング、メールでのお知らせなどがメインとなっています。
デジタルマーケティングは、スマートフォンやタブレットでの行動履歴をもとにした広告表示など、現代のスマホ需要に合わせて行われているマーケティング手法です。さらに、スマートフォンの情報だけでなく、店舗への来店データや販売履歴など、さまざまなデータを組み合わせることでその精度を高めています。
AIとの連携によって消費者の行動をさらに細かく予測できるようになることなどから、今後の需要も期待できるでしょう。
デジタルマーケターの仕事内容
デジタルマーケティングの仕事をする人をデジタルマーケターといいます。その仕事内容は、デジタルマーケティングに関する調査、分析、戦略立案、検証です。
デジタルを利用してどのような業務を行うかを考えて、運用し収集したデータから得た情報で顧客満足度を上げる方法、コストを下げるための施策を検証していきます。
検証して得たデータから市場ニーズをあぶりだして今後の戦略を立案していくという、「調査、分析、戦略立案、検証」を繰り返して、提供側だけでなく顧客側にもよりよいサービスを作っていくのがデジタルマーケターの仕事です。
デジタルマーケティングでフリーランスになれる?
会社に縛られずに働くことができるフリーランスに憧れる人は多いでしょう。デジタルマーケティングでは、フリーランスとして働くことも可能です。
フリーランスのデジタルマーケターは非常に需要の多いポジションで、簡単とはいえませんが比較的フリーランスとして働きやすいでしょう。
ここでは、デジタルマーケティングがフリーランスになりやすい理由などを詳しく解説していきます。
デジタルマーケターはフリーランスになりやすい
クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイトの発展で個人でも依頼を受けやすくなったことから、専門知識を持った優秀な人材はフリーランスでも活躍の場を広げられるようになりました。
特に、IT関連の人材はフリーランスで活躍することが多く、システムエンジニアやプログラマーが独立して正社員時代よりも稼げるようになったという話を聞いたこともあるのではないでしょうか。
デジタルマーケターも同様で、クラウドソーシングサイトなどから案件の獲得がしやすくなっています。また、デジタルマーケターは知識や経験を駆使して業務を行うため、フリーランスとして経験を積めば、業務規模の拡大や収入のアップを期待できるでしょう。
デジタルマーケターは人手不足
昨今のスマートフォンの普及やSNSの話題性の強さの影響を受けて、デジタルマーケティングを導入しようとする企業は急激に増加しています。
そもそもIT関連のエンジニアは常に優秀な人材が不足していおり、そこからさらにマーケティング知識も兼ね備えている必要があるデジタルマーケターは、企業側と人材側との需要と供給のバランスが取れていない状態です。
そのため、高いスキルのデジタルマーケターの採用率は非常に高く、さまざまな業務経験を経たフリーランスとなると尚更、引く手あまたといえるしょう。
フリーランスへの依頼は企業側のメリットも大きい
フリーランスに依頼することで、企業側にとっても大きなメリットが得られます。通常の雇用で新人を採用した場合、面接、採用、その後の人材育成といった1人前のデジタルマーケター になるまでのランニングコストが必要です。
一方で、すでに洗練されたフリーランスの人材に必要な期間だけ依頼すれば、面接や教育などの金額が抑えられて、迅速かつ正確な業務の遂行が期待できます。業務完了後のバグを含むトラブルの修復も、優秀なフリーランスに依頼したほうがダメージを抑えられるのもメリットとしてあげられるのではないでしょうか。
デジタルマーケティングでフリーランスになるのに必要なスキル
デジタルマーケティングのフリーランスは需要が多いということは分かりましたが、フリーランスとして安定した収入を得るにはスキルが必要です。ここでは、フリーランスのデジタルマーケターはどのようなスキルが求められるのかを解説していきます。
デジタルマーケターに求められる主なスキルは以下の4つです。
- マーケティングの知識
- コミュニケーション能力
- コンサルティング能力
- タスク管理能力
1つずつ詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。
マーケティングの知識
デジタルマーケティングは、マーケティング知識をデジタルに応用したものです。そのため、マーケティング知識が最も重要なスキルといえます。
デジタルマーケティングは、デジタルを使った便利な機能やサービスの開発・提供するだけでなく、集まったデータからマーケティング知識を生かして分析・検証して顧客満足度を上げていかなければいけません。
フリーランスでデジタルマーケティングを行うなら、基礎的なマーケティング知識から業務で実用できる知識まで、幅広いスキルを持っている人のほうが企業に望まれます。
コミュニケーション能力
マーケティングはデータを分析した結果などをもとに、企画や戦略の立案を行います。クライアントの要望を聞き、自分の企画を提案するといった過程では、コミュニケーション能力がとても重要です。
また、依頼中の連絡、企画の立案や提案、施策の実行など、交渉時以外でも業務全体でコミュニケーションスキルは必要です。フリーランスを目指している方は、円滑なコミュニケーションを大切にしましょう。
コンサルティング能力
コンサルタントとは、問題を抱えているクライアントの相談に乗って、解決に導くことです。
円滑なコミュニケーションを構築や相談から解決までを提供など、デジタルマーケティングにもコンサルティング能力も求められます。
コンサルタント業務を専門に行っている人ほどのスキルは必要ありませんが、コンサルティング能力があったほうが案件が受けられるでしょう。
タスク管理能力
タスク管理能力とは、タスク(仕事)の進捗状況や優先順位などの全体像を把握し、効率的に業務の進行ができる能力です。
タスク管理能力を持っていたほうが良いのはデジタルマーケターに限ったことではありませんが、「調査、分析、戦略立案、検証」と幅広い業務を効率的に行わなければならないデジタルマーケターにとっては、さらに重要な能力でしょう。
また、フリーランスは仕事の進捗状況の管理や締め切りの確認などを自分でしなければいけません。そのため、進捗状況を確認しながら作業の優先順位を意識して作業するタスク管理能力は必須です。
デジタルマーケティングでフリーランスになるには
デジタルマーケティングでフリーランスになるにはどんな方法があるのか、気になりますよね。フリーランスのデジタルマーケターになる方法は、主に以下の2種類です。
- 就職してスキルと実績を手に入れる
- 独学で勉強して自分のサイトを作る
それぞれ解説していくので、自分に合った方法を選んでみてください。
就職してスキルと実績を手に入れる
すぐにフリーランスになりたいという方には受け入れにくい方法かもしれませんが、まずは企業で働いて経験を積むことも大切です。
就職して基本的なスキルや業務内容を把握してから、実際の業務経験をもとにフリーランスとして独立するという方法が1番確実でしょう。
業務経験を持っているため、フリーになった後の新規業務獲得のハードルを下げることが可能です。また、クライアントにも業務経験があるという安心感を与えられます。築いた人脈をフリーランス転身後に活用できる可能性もあるのでおすすめです。
独学で勉強して自分のサイトを作る
できるだけ早くフリーランスとして働きたいという場合には、独学でデジタルマーケティングの勉強をして働くこともできます。しかし、業務経験なしでフリーランスとして案件を獲得するのは至難の業です。
独学で勉強した人が案件を獲得するためには、実績が必要とされます。個人で実績を得るのに最も効果的な方法は、自分のサイトを作ることです。サイト自体が実績となって案件を獲得しやすくなるため、これから独学でデジタルマーケターとしてフリーランスで働きたいという人は、サイトを作成してみましょう。
サイトの作成
デジタルマーケターとして案件を得るためには、アフィリエイトサイトの作成が効果的でしょう。アフィリエイトとは、企業が出している広告の商品やサービスを紹介することです。
サイト内で商品やサービスを紹介して、サイトの読者に購入や申し込みをしてもらうことで広告料として収益も発生します。
アフィリエイトサイトを作る方法は複数ありますが、一般的なのはWordPressを使用した方法です。企業が運営しているブログなどでは、アフィリエイトが禁止されている場合もあります。そのため、企業に依存しないWordPressがおすすめです。
ASPを登録
サイトを構築したら、アフィリエイトASPを利用しましょう。アフィリエイトを行うためには、広告主と連携しなければ意味がありません。アフィリエイトASPは広告主をまとめてくれているため、アフィリエイトASPの中から自分のサイトにあった広告を出している企業を見つけましょう。
アフィリエイトASPの登録には時間がかかる場合もあるため、早めの行動が大切です。
記事を執筆
サイト構築自体も実績にはなりますが、集客や売り上げの向上ができなければマーケティングの実績としては弱いです。そのため、独学で習得したマーケティング技術を駆使して記事を作成しましょう。
サイトを作成しておけば、クラウドソーシングサービスに登録して応募をするときや企業に営業をするときに役立ちます。実績を手に入れるためには、まず自分でサイトを制作するところから始めてみてください。
フリーランスのデジタルマーケターの年収
フリーランスのデジタルマーケターとして働きたいけど稼げるのか心配という人は多いですよね。気になるデジタルマーケターの年収はどうなのか、正社員で勤務した場合と比べると以下のようになります。
正社員年収相場 597万円
フリーランス年収相場 600~840万円(月額50~70万ほどと考えて×12カ月分)
※フリーランスは会社に雇用され年収計算が難しいので相場といわれる月額を12カ月で計算しています。
年齢、業務の規模などによっても異なりますが、大体の相場は上記の通りです。しかし、フリーランスは、業務、規模、収益単価が案件ごとに異なり、場合によっては複数を掛け持ちして行うこともあります。スキルや業績の向上によって、相場では測れない年収を得られる可能性もあるでしょう。
参考:求人ボックス
フリーのデジタルマーケターが案件を手に入れるには
企業に雇用されているデジタルマーケターと比べて、フリーランスは高い収入が見込めるなどのメリットはあります。しかし、1つ1つの仕事を自ら営業をかけて獲得していかなければいけないという点はデメリットです。
業績を積んでいけば再度同じクライアントから仕事をもらえたり、スカウトを受けたりということも考えられますが、まだ経験が浅い場合は案件を手に入れることも難しいでしょう。
ここでは、フリーのデジタルマーケターがどうやって案件を獲得すれば良いのか解説していきます。
フリーランス向けのエージェントを活用
エージェントとは、求職者と企業の間に入り、採用に関する営業活動を代行してくれるサービスです。
エージェントの中には、フリーランスと企業の間を取り持つフリーランス専門のエージェントサービスもあります。クライアントの要望に合う条件のフリーランスを紹介し、条件交渉、契約等の手続き、アフターケアまで手厚いサポートを提供してくれます。
特にフリーでの仕事を始めたばかり、クライアントと交渉をするのが初めてといった方にはうってつけのサービスです。
SNSや自身のブログで相談を受ける
デジタルマーケティングや仕事用のSNS、ブログを用意しておくと、そういったところから相談を受けることも可能です。
仕事をSNSで取るというと不安に思ってしまう方も多いかもしれませんが、実際にブログやTwitterなどでアピールして仕事のスカウトを受けたり、同業者とのつながりができて結果的に新規事業を開拓できたりということが実際にあります。
普段からブログやSNSを活用している方にはおすすめの方法です。
営業して顧客を獲得する
企業に直接営業をすることで案件を獲得できる場合もあります。
デジタルマーケティングを扱っているクライアントに直接売り込みしたり、就職後にフリーランスになったエンジニアであれば前職場で得た人脈を使って営業をしたりと方法はさまざまです。
直接の営業は苦手だという方は、クラウドソーシングサービスに登録して営業をするのもおすすめです。実際の業務は対面も必要ですが、ファーストコンタクトの負担を低くできます。
KOBUSHI MARKETHINGがフリーランスのデジタルマーケターをサポート
KOBUSHI MARKETINGでは、デジタルマーケター同士が交流できるセミナー、交流会を行っています。不安や悩みを相談したり人脈を増やしたりと、デジタルマーケターになったばかりの方だけでなく、熟練のマーケターにとってもメリット満載です。
営業活動の支援をご希望される方には、人材紹介サービスも提供しています。自分に適した会社、仕事を見つけたいという方は、ぜひご利用ください。
デジタルマーケティングのフリーランスになるならKOBUSHI MARKETINGへ
デジタルマーケティングは、運用し収集したデータから得た情報で顧客満足度を上げる方法、コストを下げるための施策を検証していく仕事です。
デジタルマーケターは人手不足で、企業にとってもフリーランスを雇用するメリットが大きいため、フリーランスの需要が高く案件を獲得しやすいでしょう。
しかし、デジタルマーケターとしてフリーランスで働いていくには、以下のようなスキルが必要です。
- マーケティングの知識
- コミュニケーション能力
- コンサルティング能力
- タスク管理能力
また、経験や実績、人脈などがあると案件を獲得しやすいでしょう。デジタルマーケティングについての知識を深めたい、人脈を広げたい、企業とのつながりがほしいという方は、ぜひKOBUSHI MARKETINGをご利用ください。