PC一つで場所を選ばずに働けるデジタルマーケティング職に関心が集まっています。デジタルマーケティング職では集客やデータ分析を通して論理的思考を培えます。営業以外の選択肢として、マーケティング関連のキャリアをご検討されてはいかがでしょうか。今回は、未経験者でもデジタルマーケティングの仕事に就く方法を解説します。
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デジタルマーケティングとは
デジタルマーケティング職の主な仕事内容は、メール・SNS・Webサイトなど、デジタルツールの効果的な運用方法を提案及び実践することです。
現在、インターネットの普及に伴い、Webコンテンツ経由で商材を認知し購入するケースが増えました。さらに、Webとリアルを統合した「オム二チャネル」を開拓する重要性も高まっています。
デジタルマーケティング職は、ウェブだけでなくオムニチャネルでのプロモーション、顧客データの収集や分析・改善といったことも仕事内容に含まれます。
デジタルマーケティングの職種4選
デジタルマーケティングの仕事内容は多岐にわたります。
特定の職種に専任することもあれば、複数を兼任する場合もあるでしょう。
そのため、各職種の仕事内容を知っておくことが重要です。
以下では、主なデジタルマーケティングの職種4つと、それぞれの仕事内容を紹介します。
顧客管理(CRM)
CRM(Customer Relationship Management)とは直訳すると顧客関係管理のことで、顧客情報や既存顧客との関係を管理し、顧客を自社につなぎとめる職種です。
顧客管理ツールを活用して、ユーザーの年齢・性別・行動履歴から分析・施策考案・改善を行います。
分析結果をもとに、営業戦略やキャンペーンの施策などを練る必要があるため、情報収集や分析処理能力が問われる職種といえるでしょう。
SNSマーケティング
SNSマーケティングとは、SNSの運用を行う職種です。TwitterやInstagramなどのSNSで情報を発信し、商材や企業の認知向上、ファンの獲得などを目指します。
特に最近では自社商材の差別化が難しく、企業やブランドの魅力を顧客に訴求し、継続購買を促す「関係性マーケティング」が重要です。ファンを増やすために、SNSマーケティング専門の部署を設置する企業も増えています。
SEOディレクター
SEOとは直訳すると検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)という意味で、検索エンジンの検索結果画面で上位表示するために行う施策のことを指します。
SEOディレクターは、自社のコンテンツ記事が検索サイトで上位に入るようにSEOについての調査・分析を実行します。
主な仕事内容は、KWの設計・施策の考案・ディレクション・分析業務です。
他にも、外部ライターや制作会社への指示、記事修正、投稿対応も担うことがあります。
コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングとは、Webサイトの記事や画像・動画などのコンテンツを作成し、流入数増加や顧客の獲得を目指す職種です。
単純なサイト編集とは違い、SEO対策やデザイン性、他媒体との連携など、総合的な視点から高品質なコンテンツを作ります。
外部の制作会社への指示や折衝などのディレクション業務も多いため、マネジメントスキルも身に付けられます。企業やサービスに合った発想力や提案力が求められます。
初心者が身につけておきたいスキル
デジタルマーケティングの仕事内容には、データ分析力やPCに関する知識など、さまざまなものが求められます。
一方で、どのような業務においても、基本的で重要なスキルは大きく変わりません。
以下では、特にマーケティング初心者が身に付けておきたい大切なスキルを紹介します。
デジタルマーケティング知識
マーケターになる以上、デジタルマーケティングに関する知識を身に付けることは重要です。調査方法やデータの分析手法はさまざまで、ケースに合わせた手法を実施する必要があります。
例えば、ユーザーの行動分析をしたいならアクセス解析、競合の市場動向を調査するなら3C分析やPEST分析が有効です。
実務経験がなくても、あらゆるマーケティング知識を活用できれば、意欲や適性のアピールにつながります。
勉強の仕方が分からない場合は、各種検定の受験やコミュニティへの参加がおすすめです。
データ分析力
デジタルマーケティングの職種では、適切なデータ分析力が重要視されます。
情報の精度を上げるために、施策実行後も効果の検証を繰り返さなくてはなりません。
常に最適な運用を目指してPDCAサイクルを回すことが重要です。
マーケターは、広報とは異なり、泥臭く地道な分析を重ねられる論理的思考力・分析力が求められるのです。そのため、データ分析の技法が身に付いていることや、正しい情報処理が実行できる資質が問われます。
コミュニケーション能力
デジタルマーケティング職には、コミュニケーション能力が必要です。
マーケターは、直接顧客と接する機会がさほど多くありません。
しかし、マーケターには、クライアントだけでなく他部署のメンバーや上司など、社内での円滑な連携が求められます。
したがって、課題の聞き取りだけではなく、改善策を提案する力も必要でしょう。
コミュニケーション能力は人との関わりから培われます。
就職活動において対人スキルを発揮するために、友人や同僚と普段から交流を持ったり、細かな報・連・相を心がけることがおすすめです。
未経験者がマーケティングの仕事を獲得する方法
マーケティング関連職の経験がない場合、マーケティング関連の仕事を獲得することは中々簡単ではありません。
しかし、需要が高く求人も増加している職種であるため、努力次第で実務経験ゼロからでも就職やフリーランスとして仕事を受託することが見込めます。
以下では、マーケティング未経験者でも仕事を獲得できる方法について紹介します。
コミュニティへ参加する
デジタルマーケティングに詳しい知り合いを作ることは、仕事の獲得に重要です。
デジタルマーケティングの仕事をつなぐコミュニティへ参加すると、参加者同士の交流から案件の依頼につながることがあります。
コミュニティに参加すると横のつながりが広がるだけでなく、さまざまな知見や経験を得られるため、スキルアップが期待できます。
特に、SNS上の関係ではなく、顔を付き合わせたリアルなコミュニティでの関係づくりが信頼構築において重要です。
マーケターとして積極的に参加すると、仕事の獲得に貢献するでしょう。
転職エージェントを活用する
中途採用でも、未経験からマーケターになれます。
しかし、マーケターは専門職のため、条件に合った求人を自分で探すことは難しい場合があるでしょう。
その際には、マーケティング職に詳しい転職エージェントに依頼して、自分の希望にあった企業を紹介してもらうことがおすすめです。
注意点として、Excelやプログラミングなど、ある程度のPCスキルを求められる場合があります。また、自分に合った企業が見つかるまで時間がかかる可能性もあるため、就職活動の期限を設けることや、条件の見直しなどが必要です。
自分のSNSやブログを通じて案件を募集する
企業は、多くの場合、即戦力となる人材を探しています。そのため、マーケティング職の転職では、実務経験が重視される傾向があります。
そのため、ある程度の知識をインプットしたら、クラウドソーシングサイトや知人などから案件を獲得して業務に携わり、面接でアピールできる話題を作りましょう。
また、SNSやブログなど、自分から発信できる媒体を活用して依頼を募集することが重要です。副業が可能であれば、SEOライターのアルバイトをしてみてもよい経験になるでしょう。
未経験からデジタルマーケターになろう
今回は、デジタルマーケティングの職種と未経験からマーケターになる方法を解説しました。
デジタルマーケターは、インターネットが普及した現代社会において、今後もさまざまな業界から需要が増え続ける職種といえます。
キャリアアップを目指して、マーケティングを学ぶ意義は高まっているでしょう。
KOBUSHI MARKETINGは、セミナーを通してデジタルマーケティングが学べる機会を提供しております。
マーケターとしての専門職キャリアに興味がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。